アメリカのエンタテイメントを製作する多角的メディア企業のスカイダンスは、KADOKAWAの協力のもと、『ソードアート・オンライン』の全世界実写映像化権を購入したことを発表した。

『ソードアート・オンライン』は、これまでにコミカライズやTVアニメ化、ゲーム化など幅広く展開。2017年春には『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』の世界公開を控える中、『ソードアート・オンライン』史上初の実写化となり、原作に倣ったストーリーでTVドラマとして放送される。

パイロット版エピソードの脚本家に『アバター』『シャッター アイランド』『ターミネーター:新起動/ジェニシス』などを手がけたレータ・カログリディス氏を起用。さらにスカイダンス社は、TVドラマに続き、スカイダンス・インタラクティブ社より、『ソードアート・オンライン』のバーチャルリアリティ体験の立ち上げも企画しているという。

今回の実写映像化に対し原作者・川原礫氏と実写版脚本のレータ・カログリディス氏、そしてスカイダンス・メディアCEOのデイビット・エリソン氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

■川原礫氏のコメント
『ソードアート・オンライン』がハリウッドで実写ドラマ化、しかもあのスカイダンスによって……という思いがけない展開にとても興奮し、また感動しています。映像を見られる日が楽しみで仕方ありません。今回のドラマ化を実現させて下さった全ての関係者様、そして『ソードアート・オンライン』をいままで応援して下さった全世界のファンの皆様に心から感謝いたします。

■レータ・カログリディス氏のコメント
何年もの間、『ソードアート・オンライン』シリーズの独創的で見事なストーリーテリングにインスパイアされてきました。最先端でありながら時代を問わない『ソードアート・オンライン』のストーリーを、スカイダンスで新しいシリーズとして立ち上げられること、また優秀なパートナーたちと共に仕事ができることを嬉しく思っています。

■デイビッド・エリソン氏のコメント
スカイダンスでは、世界観を創作するというVRビジネスに取り組んでおり、テレビドラマをはじめ実写展開を計画しています。『ソードアート・オンライン』は、壮大なポップカルチャー現象となることでしょう。世界中の『ソードアート・オンライン』ファンに敬意を表し、レータや川原 礫、そしてKADOKAWAやアニプレックスのチームと共に、真に感動的な新しい『ソードアート・オンライン』の世界を創り上げていくことを楽しみにしています。

『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』は、2017年春、全国ロードショー(配給:アニプレックス)。

(C)2016 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/SAO MOVIE Project