航空機内装品や航空整備を手がけるジャムコは8月1日、航空機インテリア誌「Aircraft Interiors International」を通じて、新プレミアムクラスシート「Space X」を一般公開した。

「Lavatory X」ファーストクラスシート

Space Xは、2015年6月に発表した「Lavatory X」(未来の航空機化粧室)、2016年4月に実施されたAircraft Interiors Expo 2016(ハンブルグ)にて公開した「Galley X」(未来の航空機厨房設備)に続く、著名なデザイナーである和田智氏(SWdesign)との共同開発によるもの。

「Lavatory X」(未来の航空機化粧室)

「Galley X」(未来の航空機厨房設備)

Space Xにはファーストクラスシートとビジネスクラスシートがあり、機内食サービスや映画鑑賞など、さまざまなシーンで快適で安全な個室空間を表現している。また、ビジネスクラスシートでは中央の座席からでも通路に直接出入りできるのが特徴となっている。

ファーストクラスシートはシーンに合わせ、食事スタイルやダブルベッドなどにも対応

「Lavatory X」ビジネスクラスシート

シンプルで落ち着いたデザインで、中央の座席からでも通路に直接出入りできる

構成部品や構造については、先端材料やシンプルな機構を用いることによる軽量化と共に、モジュール構造や部品の共通化による製造コストの低減やメンテナンス性の向上を追求。特定の機種を問わず、あらゆる広胴機に搭載可能となる。