オートデスク、ソフトウェアの提供方法を見直した新パッケージ3種類を発表

オートデスクは8月2日、これまで業界/業務別に7種類提供してきたソフトウェアパッケージ「Suite」の構成と提供方法を見直し、新たに「Autodesk Industry Collections(Industry Collections)」として3種類のパッケージを発売した。

Industry Collectionsは、複数のソフトウェア、クラウドサービス、技術サポート、管理用ツール、機能強化アップデートで構成されるパッケージで、利用期間を柔軟に設定できるサブスクリプション方式で提供する。期間は3カ月、1年、2年、3年から選択することができる。アクセス権はシングルユーザー(個人)またはマルチユーザー(共有)を選ぶことができ、専門機能や特殊なニーズに対応するために、業界別コレクションとは別にシミュレーションやデータ管理ツールなどのソフトウェアやクラウドサービスを追加購入することも可能。なお、Industry Collectionsの発売に伴い、Suite製品の販売は7月31日で終了したが、同製品のサブスクリプションおよび保守プラン利用者には引き続き機能アップデートを提供する。

今回発表された3パッケージの概要は以下の通り:

「Autodesk Architecture, Engineering & Construction Collection」

建築、土木・インフラ業界向けの総合的なBIM / CIMパッケージ

・希望小売価格(税別)
・シングルユーザー 3カ月の場合:15万4000円
・シングルユーザー 1年の場合: 41万円
・マルチユーザー 1年の場合:53万3000円

・付帯サービス(各タイプ共通)
最新バージョンと強化機能の提供、前バージョンの使用、海外持ち出し、技術サポート、ストレージ(25GB)、管理ツールなど

含まれるソフトウェアとクラウドサービス(各タイプ共通)
・Revit
・AutoCAD Civil 3D
・InfraWorks 360
・Navisworks Manage
・AutoCAD
・AutoCAD 360 Pro
・AutoCAD Architecture
・AutoCAD Electrical
・AutoCAD Map 3D
・AutoCAD MEP
・AutoCAD P&ID*
・AutoCAD Plant 3D*
・AutoCAD Raster Design*
・AutoCAD Utility Design*
・FormIt 360 Pro*
・Insight 360*
・ReCap 360 Pro*
・A360でのレンダリング
・Structural Analysis for Revit*
・Vehicle Tracking*
・3ds Max
*印は英語版を提供

「Autodesk Architecture, Engineering & Construction Collection」

プロダクトデザイン、工場レイアウト設計など製造業界向けの総合パッケージ

・希望小売価格(税別)
・シングルユーザー 3カ月の場合:14万1000円
・シングルユーザー 1年の場合:37万6000円
・マルチユーザー 1年の場合:48万9000円

・含まれるソフトウェアとクラウドサービス(各タイプ共通)
・Inventor Professional
・AutoCAD Electrical
・AutoCAD Mechanical
・AutoCAD
・Fusion 360
・Vault Basic
・Navisworks Manage
・AutoCAD Architecture
・Factory Design Utilities*
・3ds Max
・A360でのレンダリング
・AutoCAD 360 Pro
・ReCap 360 Pro*
*印は英語版を提供