DMM.comは2日、米国のロボット玩具メーカー「WowWee Group Limited」(以下、WowWee)が開発した犬型パートナーロボット「CHiP(チップ)」の国内販売を開始することを発表した。同社のロボット販売サイト「DMM.make ROBOTS」にて本日11:00より予約受付を開始し、9月下旬より発売する。価格は2万9800円。

犬型パートナーロボット「CHiP」

「CHiP」は、世界的にロボット玩具を展開するWowWee(ワーウィ)が開発した 犬型パートナーロボット。

音声認識によって「お座り」や「伏せ」などの会話によるコミュニケーションが行えるほか、人工知能アルゴリズムによって障害物を自ら避けたり、褒められた行動を積極的に行ったり、逆に叱られた行動をしなくなるなど、性格を変えながら成長するという。

また、同梱の「スマートバンド」を装着している人を「飼い主」と認識し、部屋に入ると近寄ってくるほか、おなかが空いたり気に掛けて欲しいときはスマートバンドに知らせる。

「スマートバンド」を装着した人を「飼い主」と認識

「スマートボール」を投げて「取ってこい」も

さらに、ある行動に対してスマートバンド上の"いいね"ボタンを押すことで、飼い主が好む行動を次第に覚えるほか、同バンドの位置ピンボタンを押すことでそばに来させたり、付いてこさせたり、あるいはその場所にとどまるようにしたり、前進、後退、左右旋回、左右横移動といったコントロールも行えるそうだ。

なお、足にはメカナムホイール(車輪)が搭載され、いかなる方向にも機敏に移動でき、飼い主にすばしっこく付いてくるという。

音声認識で「お座り」、「伏せ」も

バッテリー残量が少なくなったら自分で「スマートベッド」に戻って充電

このほか、付属の「スマートボール」を転がすと、それを追いかけて取ってきたり、自分のパワー(バッテリー)が残り少なくなると自動的に「スマートベッド」に戻って自ら充電するなど、まるで本物のペットのように遊ぶことが可能となっている。

なお、CHiPの健康状態をゲージで示す通知センターや、交流によって覚えた「ワザ」を記録する機能、機嫌の良さを左右する餌やり、スマートバンド用の副コマンド、リモコンといった機能を備えた専用アプリ(iOS用、Android用)も用意される。CHiP本体のサイズは、幅270mm×奥行195mm×高さ240mm、重さは1,280グラム。