データ・アプリケーション(DAL)は7月29日、企業データをシームレスに連携するB2Bインテグレーション・サーバ「ACMS E2X」と企業間電子商取引に対応するB2Bサーバ「ACMS B2B」の最新バージョン4.5と、EDIクライアント・ソフトウェア「ACMS Lite Neo」の最新バージョン1.8を、同日より販売開始することを発表した。

ACMS E2X・全銀TCP/IP回線情報登録画面イメージ

ACMS E2XおよびACMS B2Bの最新版では、従来より提供していたインターネット対応プロトコルのINET-Z手順を複数の取引先とのEDIや大規模なEDIサービスにも適用できるように複数の電子証明書(以下、証明書)の取扱いが可能になった。

さらに、INET-Z手順を全銀TCP/IP手順(拡張Z手順含む)に統合したほか、ACMS Lite Neoの最新版でも、従来の全銀TCP/IP手順にINET-Z手順を組み込み、インターネットを介したEDI(企業間電子商取引)が可能になった。

なお、INET-Z手順は全銀TCP/IP手順をSSL/TLSプロトコルで暗号化し、インターネットを利用した場合でもセキュアにデータ交換が行える標準仕様を利用した通信プロトコルで、従来の全銀TCP/IP手順にINET-Z手順を組み込むことで、全銀TCP/IP手順の適応回線をISDN(回線交換)だけでなく、インターネットも選択することができる。

そのほか、今回の主な強化ポイントとして、サーバ・クライアント証明書選択機能、SSL/TLSサーバ証明書のCommonName検証機能、CRL(証明書失効リスト)による証明書失効検証機能、プロキシサーバ経由の接続、相手先IPアドレス表示機能などが追加された。

価格はいずれも税別で、ACMS E2Xが150万円~、ACMS B2Bが100万円~、ACMS Lite Neo クライアントOS版が12万円~となっている。