フジテレビ系朝の情報番組『とくダネ!』(毎週月~金曜8:00~9:50)が、きょう28日の放送で4,452回となり、「同一司会者による全国ネットのニュース情報番組」で、放送回数最多記録を更新した。

『とくダネ!』キャスターの(左から)菊川怜、小倉智昭、梅津弥英子アナウンサー

この記録はこれまで、同局系朝の情報番組『小川宏ショー』(1965年~82年)が持っていたが、1999年4月1日にスタートして18年目に突入した『とくダネ!』がこの数字を塗り替えた。

『小川宏ショー』でレポーターを務めたこともある司会の小倉智昭は「実は、そもそも"『小川宏ショーみたいなワイドショーをやりたい"と言ってフジテレビの入社試験を受けて、落ちたんです、僕」と明かし、「それから約30年、フジテレビで『とくダネ!』の司会をやると決まった時、決めた目標が『小川宏ショー』を超えることでした」と、記録の達成に感慨の様子。

これまでを振り返り、「よく自分でも頑張ったと思いますが、不思議と一度も『嫌だ』『つらい』と思ったことはありません」といい、「めざましを5個かけて、17年と4カ月、オンエアに臨んできました。ちなみに遅刻は一度もありません」と胸を張る。視聴率で苦しんだ時期もあったが、「常に緊張感と危機感を持って頑張れた」と長寿番組の秘けつを語っている。

今後の目標は、2020年の東京オリンピックまで続けること。「1964年の東京オリンピックの時は高校2年生だった自分が、今度は73歳。『とくダネ!』の司会者としてお茶の間にオリンピックを伝えたいと思っています」と、意欲を示している。

フジテレビの山崎亮介チーフプロデューサーは「小倉さんの長年にわたる努力に頭が下がる思いです」と感謝。「長年の歴史の中で、番組を取り巻く環境、スタッフなど変化していくものもたくさんありますが、その中で変わらない小倉さんは番組の屋台骨です。次なる目標目指して頑張ってもらいたいですし、今後も一丸となって支えていきます」と話している。