ソニーは7月27日、次世代の4K/8K衛星デジタル放送を実現する標準規格「ISDB-S3(Integrated Services Digital Broadcasting for Satellite,3rd generation)」に対応した復調LSI「CXD2857ER」およびチューナーモジュール「SUT-PJ/CJシリーズ」を商品化したことを発表した。

同LSIは、同社独自の「伝送路推定アルゴリズム」と「誤り訂正回路」を搭載することで高感度な受信性能を実現したとする。また、ISDB-Tでは0.20W、ISDB-Sでは0.30W、そしてISDB-S3でも0.35Wと低消費電力を実現しているほか、現在国内で運用されているすべてのデジタルテレビ放送規格に対応しているため、テレビやセットトップボックスなどの小型化や部品点数削減も可能となる。

一方のチューナーモジュールは、こちらも新開発の新たシリコンチューナーIC「CXD2868ER」を搭載。独自のノイズ低減回路を内蔵したことで高い周波数においても雑音の少ない安定した受信を実現したとする。また、同ICは従来モデルと同等サイズと消費電力ながら、3224MHzまでのBS/CSデジタル放送に対応し、地上デジタル放送を合わせた国内3波テレビ放送を1チップで受信することを可能としている。シリーズラインアップとしては、同ICを1~3個搭載したタイプのほか、復調LSIも一緒に搭載したタイプを用意することで、さまざまなニーズに対応したという。

なお、いずれのサンプル出荷も9月からの開始を予定しており、今後、テレビやセットトップボックスなどのメーカーに向けて販売を進めていくとしている。

復調LSI「CXD2857ER」の外観

チューナーモジュール「SUT-PJ/CJシリーズ」の外観