全国の鉄道事業者23社と日本地下鉄協会は26日、スマートフォンゲーム『Pokemon GO』に関わる要請書を連名で関係事業者へ提出したと発表した。日本民営鉄道協会も同日、駅構内での歩きながらのスマートフォンなどの使用を控えるよう呼びかけた。

鉄道事業者23社と日本地下鉄協会が『Pokemon GO』に関わる要請書を提出した(写真はイメージ)

要請書は『Pokemon GO』に対し、「お客さまの安全確保等の観点から、鉄道施設内においてキャラクターが出現しないようにゲームを設定する」ことなどを求める内容。全国のJR7社(JR北海道・JR東日本・JR東海・JR西日本・JR四国・JR九州・JR貨物)と大手私鉄16社(東武鉄道・西武鉄道・京成電鉄・京王電鉄・小田急電鉄・東急電鉄・京急電鉄・東京メトロ・相模鉄道・名古屋鉄道・近畿日本鉄道・南海電気鉄道・京阪電気鉄道・阪急電鉄・阪神電気鉄道・西日本鉄道)、日本地下鉄協会(東京都交通局・大阪市交通局・名古屋市交通局・札幌市交通局・横浜市交通局・神戸市交通局・京都市交通局・福岡市交通局・仙台市交通局)の連名で提出された。

大手私鉄16社などが加盟する日本民営鉄道協会も同日、駅構内で歩きながらのスマートフォン・携帯電話・ゲーム機などの使用に関して、「列車との接触やホームからの転落、周囲のお客様との衝突等につながる恐れがあります」「線路内など立入りが禁止されている区域には危険ですので入らないよう合わせてお願い申し上げます」と注意を呼びかけた。

『Pokemon GO』はスマートフォンの位置情報を活用することで、現実世界を舞台にポケモンを捕まえ、バトルするなどの体験ができるゲーム。7月22日から日本での配信が開始された。『Pokemon GO』公式サイトでも 現在、安全にゲームを楽しむため、「スマートフォンを操作するときは、周囲の安全を確認した上で、立ち止まって操作してください」「ポケモンが現れたら振動でお知らせします。周囲の安全を確認した上で、スマートフォンを操作してください」などの呼びかけを行っている。

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