SCSKは、SAPのERP製品「SAP Business Suite 4 SAP HANA(以下SAP S/4HANA)」導入テンプレートとその関連サービスを、「Add-Value(アドバリュー)」シリーズとして7月25日から提供開始すると発表した。

「Add-Value」シリーズは、「SAP S/4HANA」に関わるSCSKトータルサービス。「Add-Value」シリーズでは、各種導入テンプレート、導入支援、その他関連サービス(POC、マイグレーション、SAP HANA Cloud Platform」上での拡張開発)を提供する。

導入テンプレートは、「SAP S/4HANA」におけるシステム上の事前設定に加えて、導入プロジェクトで必要となる各種成果物ドキュメントのサンプルやフォームを含む。既存のSAP ERPテンプレートの踏襲ではなく、「SAP S/4HANA」の新しいユーザーインターフェース「SAP Fiori」などの新技術の活用、「SAP HANA Cloud Platform」上での追加機能提供(今後提供予定)により、新しい基幹システム構築を支援する。

今後リリースされる「SAP S/4HANA」の新バージョンについても随時対応していく予定だという。

今回は、シリーズ第一弾として「Add-Value for Accounting」(一般会計、債権管理、債務管理)、「Add-Value for Manufacturing」(組立/プロセス製造業で必要となる販売、購買、生産、財務会計、管理会計)、「Add-Value for 手形管理」(手形管理)の3種をリリースし、今後さらなるラインナップの拡充とクラウドでのSaaS提供についても計画している。

「Add-Value for Accounting」

関連サービスについては、第一弾として、「SAP S/4HANA」を使って、自社業務との簡易適合性検証を可能にするPOCサービスを提供開始する。同サービスを利用することで、上述の各種テンプレートとクラウド環境を活用して早期に検証を実施することができるという。