太陽誘電とGEベンチャーズは7月25日、2014年末にGEベンチャーズが電子回路内蔵基板を製造するための知的財産を太陽誘電にライセンスしたと発表した。

両社は2014年末より、GEベンチャーズの技術および特許ライセンスをもとにケイ素、炭化ケイ素、窒化ガリウムベースのワイヤボンドの無い内蔵エレクトロニクス回路の共同開発を推進。同電子部品内蔵技術は、寄生容量を減減らすなど電気的性能を大幅に向上し、電子回路の機能的密度を3倍に、効率を10%向上することができるとする。

今回、電源回路モジュールの試作で一定の成果を得たことからこのタイミングでの発表となったとのことで、今後両社は商用化に向けた取り組みを進めていく。