現在放送中のTBS系ドラマ『神の舌を持つ男』(毎週金曜22:00~)で向井理演じる主人公・朝永蘭丸が追い続ける謎の温泉芸者ミヤビの正体が、広末涼子であることがこのほど、明らかになった。

ミヤビ役を演じる広末涼子

出演者テロップにはミヤビ役は「ヒ・ミ・ツ」と紹介されており、番組スタート当初から「ミヤビ役は誰?」「丸ちゃんにキスしてるあの輪郭はもしや・・・?」などネット上でいろいろと噂されていたが、このたび広末だったことが判明。広末は「堤ワールド全開な今作品にも、謎の女というネーミングの面白い役で出演させていただき、とっても光栄です。ミステリアスで魅惑的なミヤビ役を楽しんで演じさせていただきました」と話している。

舌に乗せたものを成分に変換する脳を持つ蘭丸(向井)は、唾液や胃液などに含まれる成分も分かってしまうため、女性とキスすることはもちろん、恋などできないはずだった。ところが蘭丸の祖父・平助(火野正平)の通夜で、ミヤビと接吻した蘭丸の脳には幸福の色が広がり、成分が何も浮かばなかった。「なぜミヤビには何も感じなかったのか? きっと愛に違いない」と思い込んだ精神年齢が低い蘭丸は、それを確かめるためにミヤビを追い、温泉場を巡っている。

そんな蘭丸の思いを知ってか、ミヤビは蘭丸を避けているようにも見えるが、それこそがこのドラマ最大のミステリーだという。広末が登場する7月29日放送の第4話では、蘭丸がミヤビを追うことになったいきさつや、蘭丸と寛治(佐藤二朗)の出会いが明らかになる。

植田博樹プロデューサーは、ミヤビについて「魔性の美貌で、行く先々で、ありとあらゆる男たちをその色香に惑わし、その実、聖女であるか、悪女であるか、まったく正体不明である温泉芸者であり、蘭丸の運命の女性」と説明。「非常にハードルの高いキャラクター設定を演じて、万人の納得感が得られる女性は、この世界に、正直、広末涼子さん、ただ一人だと思います」と起用理由を語る。

本作品の原案・監督を担当する堤幸彦と広末は、2002年7月クールのTBS系『愛なんていらねえよ、夏』でタッグを組み、その翌年に公開された映画『恋愛寫眞』では広末が主演を務めた。今回は、2013年7月クールのフジテレビ系『スターマン・この星の恋』以来のタッグとなる。

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