西武鉄道は観光電車「西武 旅するレストラン 52席の至福」の10~12月の監修シェフとコース内容、運行スケジュールなどを発表した。

西武鉄道の観光電車「西武 旅するレストラン 52席の至福」

10月からの3カ月間は熊本地震支援の一環として、コース内に熊本県産食材を一部取り入れる。日中に運行するブランチコースは東京・銀座「ラ・リュシオール」スーシェフの野田達也氏が監修した。野田氏は35歳未満を対象とした国内最大級の料理人コンペティション「RED U-35」で2015年準グランプリを獲得した実力派。秩父在来種である「借金なし大豆」を原料とした味噌を使用する「借金なし味噌でマリネしたあか牛のパイ包み焼き」をメインとしたブランチコースを提供する。

夕方から夜間にかけて運行するディナーコースは、日本イタリア料理協会会長を務め、「現代の名工」にも認定されている「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」オーナーシェフの落合務氏が監修。「牛カツレツ トリュフペースト」をメインに、バーニャカウダー、ウニのスパゲッテイなどのコースを予定している。

ブランチコースは西武秩父行、ディナーコースは池袋行として運転。10月1日から12月17日まで、土休日を中心に20日間運行する。旅行代金はブランチコース1万円、ディナーコース1万5,000円。8月5日14時から「52席の至福」専用サイトで予約を受け付ける。一度に申し込めるのは2~4名で、座席は選べないとのこと。