オリコンは7月21日、「2016年上半期 映像ソフト マーケットレポート」の結果を発表した。同調査は1月11日~7月4日、全国2万3,480店の調査協力店(CDショップ、レンタル・書籍等を扱う複合店、家電量販店、コンビニエンスストア、ジャンル専門店、インターネット通販)の店頭とイベント会場での販売実績を対象として、週間推定売り上げ枚数を算出している。

2016年上半期における映像ソフトの総売上枚数は1,890.4万枚で前年同期比100.3%。売上額は1,156.1億円(前年同期比101.3%)で、前年より15億円増加し、3年ぶりに前年同期実績を上回った。メディア別にみると「Blu-ray」が581億円、「DVD」が575億円となり、上半期実績で初めて超える結果に。

映像ソフトの上半期売上推移

ジャンル別売上額占有率をみると、37.0%で「音楽(邦楽)」が最も多くなった。以降「アニメ」(27.9%)、「映画(洋画)」(12.1%)と続いた。

ジャンル別売上額占有率

2016年上半期映像ソフトメーカー別の売上額ランキングをみると、1位は「エイベックス・グループ」(166.2億円)。前年同期比146.0%で2010年の同調査開始以来初の首位となった。次いで2位は「ソニー・ミュージックエンタテイメント」(88.5億円)、3位は「ジェイ・ストーム」(77.6億円)、4位は「バンダイビジュアル」(64.6億円)、5位は「NBC ユニバーサル・エンターテイメントジャパン」(56.1億円)。

以降、6位「ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント」(46.1億円)、7位「ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン」(45.2億円)、8位「20世紀フォックス ホームエンターテイメント」(37.1億円)、9位「ユニバーサル ミュージック」(30.9億円)、10位「KADOKAWA」(30.7億円)と続いた。

映像ソフト 売上額上位メーカー10社