(左から)江川逞役の松島庄汰、丸尾栄一郎役の松岡広大、鷹崎奈津役の季葉。

勝木光原作による実写ドラマ「ベイビーステップ」の完成披露試写会が、本日7月21日に都内にて行われた。

会場には主人公の丸尾栄一郎役の松岡広大、鷹崎奈津役の季葉、江川逞役の松島庄汰、岩田和行監督、ヴィジュアルスーパーバイザーと7・8話の監督を務めた筧昌也が登場。松岡は「人気マンガの主人公を演じるということで、まずは役を愛すること、テニスを愛することから始まりました。テニスの魅力がたくさん詰まった作品ですので、ぜひご覧いただきたいです」とアピールした。また「テニスって来たボールを打ち返して点を入れて、と単純なものだと思っていたんですけど、試合シーンを演じていくなかで、すごく頭脳戦で奥深いと思いました」と感慨深げな面持ち。

プロのテニスプレーヤーを目指す奈津役を射止め、「本当にうれしかった」と語る季葉。「奈津役の話を聞いたとき、絶対に私がやりたい、と強く思いました。このお仕事を始めるまで、私も真剣にプロのテニスプレーヤーを目指していたので、その経験を演技に生かせると思って」と笑顔を見せながらも熱弁を振るった。司会から撮影中のエピソードを聞かれると、「スタッフも共演者もすごく楽しい方々で、ずっと笑っていました」と天真爛漫。松岡は頷きながら「季葉さんはいつも笑顔でした」と同意した。

松島演じるタクマは、圧倒的な身体能力とボールセンスを持つテニスプレーヤー。「原作にはもっと上がいるんですけど、ドラマの中では一番テニスがうまいキャラクター。僕がこけてしまったら、ドラマ自体の技術レベルが下がってしまうので、プレッシャーを感じていました」と心情を吐露する。そして「人があまりいない壁打ち場に、毎日毎日通って。朝から晩までずっと壁に向かってサーブを打っていたんです。ずっとそうしていると、壁に憧れ始めるんですよ。壁って、僕が打ったら絶対に返してくれるから。そこに愛着を感じまして……」と練習秘話を明かした。

週刊少年マガジン(講談社)にて連載中の「ベイビーステップ」は、勉強にしか興味のなかった栄一郎がテニスの面白さに目覚め、成長していく姿を描いたテニスマンガ。ドラマ版はAmazonプライム・ビデオの日本オリジナル作品として、7月22日より全10話で配信される。