野村総合研究所(NRI)は7月19日、金融機関向けに提供しているホールセール証券業務バックオフィスソリューション「I-STAR」に、大阪取引所の次期デリバティブ売買システム(以下、次期J-GATE)に対応した新機能を追加したことを発表した。

I-STARは、約定から決済の処理、会計処理、法定帳簿作成など、証券業務のバックオフィスに必要な機能を幅広く提供しているホールセール証券業務バックオフィスソリューション。株式・債券・投信・デリバティブ・外国証券など多様な商品の現物・信用・貸借など各種取引の管理に対応している。

今回、追加した新機能は新商品追加に関する機能と、そのほかの制度見直しへの対応を行った。新商品追加に関する機能では、ユーザーは新商品の約定入力と、建玉限度額管理/証拠金管理/市場照合/決済照合/会計計上、および、マーケットルールに準じた法定帳簿や対外報告帳簿の作成といったポストトレード処理が可能となる。

このほか、そのほかの制度見直しへの対応としては、J-NET取引に係る呼値の刻み幅の縮小対応、オンデマンド権利行使価格に対応、TOPIXオプション取引における限月取引の拡充などに対応している。