米NVIDIAは14日、VRコンテンツが体験できるソフトウェア「VR Funhouse」をSteam上で公開した。無料で入手できる。

「VR Funhouse」は、NVIDIAがデモ用に開発したソフトウェアで、射的や風船割りゲームなど、さまざまなミニゲームでVRコンテンツを体験できる。

それぞれのゲームは、VR向けの開発キット「VR Works」の機能を用いて開発されており、いわばNVIDIAが提供する技術のショウルームといえる。NVDIAによると「VRWorks」を使うことで、VRのパフォーマンスが34%向上するとしている。

「VR Funhouse」で体験できるゲーム

「VR Works」で提供される機能が盛り込まれている

「VR Works」によってパフォーマンスが向上

画質の設定は「Low」「Medium」「High」の3種類。設定を変更することで、Multi-Res Shading level / Supersampling Resolution / Flex Particles / Fire Resolutionといった要素が変化するという。各設定での推奨環境は、「Low」がIntel Core i7-4790 + GeForce GTX 1060、「Medium」がIntel Core i7-5930K + GeForce GTX 1080、「High」がIntel Core i7-5930K + GeForce GTX 1080(さらにGeForce GTX 980 Ti以上のGPUを物理演算用に使う)となっている。

各設定での推奨環境。GeForce GTX 1080はGeForce GTX 980並のパフォーマンスとのことから、現在のVRヘッドマウントディスプレイの最小動作環境からすると、高い処理性能が求められるようだ