ドゥ・ハウスはこのほど、「クールビズ」に関するWEBアンケートの結果を発表した。調査は5月27日~6月6日、全国の22歳~59歳の有職男女を対象に行われ、912名の有効回答を得た。

46.0%が「ノーネクタイ」でクールビズ

はじめに、社内でのクールビズファッションを教えてもらったところ、全体では「ノーネクタイ(46.0%)」「半袖ワイシャツ(32.5%)」「ノージャケット(29.2%)」が上位に並んだ。

「創業年数別、社内でのクールビズファッション」

企業の創業年数別で比較したところ、「創業0~10年」の企業に勤務している人は、「創業26年以上」の企業に勤務している人よりも「Tシャツ」と回答した割合が23.2ポイントも高く、同様に「ポロシャツ」で7.1ポイント、「ハーフパンツ」で6.3ポイント高い結果に。創業年数が若い企業では、カジュアルなクールビズファッションが浸透していることが伺えた。

一方、「創業26年以上」の企業に勤務している人は、「創業0~10年」の企業に勤務している人よりも「ノーネクタイ」と回答した割合が19.1ポイント高く、「半袖ワイシャツ」では12.4ポイント、「ノージャケット」では10.4ポイント高い結果に。創業年数が長い企業では、多少フォーマルさのあるクールビズファッションが取り入れられていることがわかった。

約4割が"勤務先のガイドライン"に沿って実践

次に、クールビズを実践するにあたり、どのような基準で服装を決定しているか聞いたところ、「勤務先のガイドライン(39.7%)」や「個人の判断(22.1%)」に回答が集中した。

「クールビズファッションを決定する基準(創業年数別)」

企業の創業年数別でみると、「個人の判断」と回答した割合は、「創業0~10年」の企業の方が10.8ポイント高く、創業年数が若い企業では、個人の判断で服装を決めてカジュアルな格好をしているよう。

一方、「勤務先のガイドライン」と回答した割合、「創業26年以上」の企業の方が20.3ポイントも高かったことから、社内ルールとしてクールビズファッションが規定されていることが伺える結果となった。

社内では「ポロシャツ」「Tシャツ」が人気

「今後着たい社内と社外のクールビズファッション」

社内基準等がなければ着てみたい「社内での服装」を聞いたところ、全体では「ポロシャツ(21.0%)」「Tシャツ(19.3%)」「ノーネクタイ(14.8%)」が上位に並んだ。

「創業年数26年以上の企業の今後着たい社内と社外のクールビズファッション」

この結果を、「創業26年以上」の企業に勤務している人に絞って見てみると、「ポロシャツ(22.3%)」「Tシャツ(20.0%)」「サンダル(15.1%)」と、全体の順位と似た傾向に。このことから、「創業26年以上」の企業に勤務している人でも、社内ではカジュアルなファッションをしたいという思いがあることが読み取れた。

また、「社内」と「社外」の服装について比較すると、「Tシャツ」が6.9ポイント、「サンダル」が6.1ポイント、「社内」よりも「社外」で低くなっていることから、社内ではカジュアルな服を着たいと思っていても、社外でのクールビズには適していないと考える傾向が伺えた。