ジョンソン・エンド・ジョンソンは7月11日、「目の酷使からみた現代のワークスタイル調査」の結果を発表した。

あなたが普段、通勤時間ですることは何ですか?

「デジタルデバイス依存型」は通勤中も画面にくぎ付け

まず、1日の就業時間が8時間以上の男女2万人に予備調査を行ったところ、就業時間のうちPCなど何らかの画面を見ている時間は平均で「就業時間の52.4%」。平均残業時間は「月に20.2時間」であることから、概算で「月に90時間以上」を画面の前で働いていることになる。

次に「デジタルデバイスを見つめている時間の長さ」と、「成果責任にプレッシャーのかかる自己責任下で働いているか、チームワークで働いているか」を調べ、この2軸により対象者1,032人を4セグメントに分類して本調査を実施。疲れやパフォーマンスが落ちていると感じた際、体のどこから感じるか尋ねたところ、「目」が圧倒的に多く79.5%を占めた。

休憩時間にすることは、「携帯電話(スマートフォンを含む)でゲーム・ネット・メール等」が51.3%で最多となり、「食事をとる」(44.6%)や「同僚と話す」(33.3%)よりも高かった。

「就業時間のうち、パソコン・タブレット・スマートフォンなどの画面を注視する時間」が全体平均よりも長い「デジタルデバイス依存型」(計516人)の人は、就業時間中の画面注視割合が平均82%以上となった。つまり、残業なし8時間の就労でも1日に6時間半以上は「画面の前」にいる計算になる。

また、同タイプは通勤時間でも「携帯電話(スマートフォンを含む)でゲーム・ネット・メール等」の使用率が最も高く、「仕事でデジタルデバイス依存傾向の方は、通勤時も画面を見ている」(同社)傾向が浮き彫りになった。

調査期間は2016年6月3~5日、有効回答(本調査)は20~59歳の有職者1,032人。