7月5日(現地時間)、米Microsoftは無償で使用できる「Skype Meetings」を米国を対象に開始したことを、公式ブログで発表した。現時点ではプレビュー版として公開されており、パーソナライズされたURLでスマートフォンなど任意のデバイスからアクセス可能。PowerPointの画面共有や共同作業を可能だが、同時に参加できるのは10人までとなる。

Skypeを介した複数人によるオンライン会議は、有償版の「Online プラン2」を契約する場合は1ユーザーあたり600円/月相当(年間契約)か、オンライン版Officeなども含む「Office 365 Business Essentials」の1ユーザーあたり540~650円の月間契約もしくは年間契約が必要だった。なお、有料となるOffice 365のSkype Meetingsの場合、Officeアプリケーションによる共同作業や会話の録音、250名などの会議が可能になる。

Webブラウザーやマイク、スピーカー、カメラを供えるデバイスであれば、「Skype Meetings」を使用できる(公式動画より抜粋)

Skype Meetingsを使用するには、Microsoft Online Servicesのアカウントが必要だ。現在は米国を対象にサービスを提供し、Office 365を契約していないメールアドレスを用いてサインアップすると、60日間は最大10名による会議が可能だが、期間終了後は3人に制限される。

サインイン後に個人用URLを生成し、各ユーザーを招待する仕組みだ(公式ブログより抜粋)

阿久津良和(Cactus)