7月16日よりWOWOWプライムでスタートする連続ドラマW『希望ヶ丘の人びと』(毎週土曜日 22:00~ 全5話※第1話は無料放送)の完成披露試写会が5日、都内で行われ、沢村一樹、和久井映見、桜田ひより、二宮慶多、寺脇康文、岡田惠和、深川栄洋監督が出席した。

左から深川栄洋監督、寺脇康文、沢村一樹、桜田ひより、二宮慶多、和久井映見、岡田惠和

『とんび』や『流星ワゴン』など、人々を魅了してやまないヒューマンドラマの名手・重松清の同名小説を、沢村一樹主演、岡田惠和脚本、深川栄洋監督で描いた同ドラマ。突然妻の圭子(和久井映見)を失った田島家の面々(沢村、桜田ひより、二宮慶多)が、亡き圭子の故郷で四苦八苦しながらも新しい生活を築いていく姿を描く。

劇中で空回りしながらも子どもたちのために奮闘する父親を演じた沢村は「28歳からこの仕事をしてちょうど20年になりますが、今まで経験したことのない感覚というか、現場では何とも言えないいい時間が流れていました。家族が色んな問題に直面するなど、軽い話でもないんですが、何とも清々しい気持ちでしたね」と満足げ。初共演となった妻役の和久井については「僕ら3人(沢村、桜田、二宮)の中には常に圭子の映像が流れていました。それは本当に和久井さんだからこそだと思います」と絶賛すれば、和久井も「素敵な子どもたちでしたし、お父さんが必ず中心でドンといてくれたので、多少のことは大丈夫だろうと思ったりしました」と沢村をはじめ、田島家の家族を演じた桜田と二宮に感謝していた。

田島家の長女・美嘉を演じた桜田は、劇中で絡むシーンが多かった寺脇に特別な思いがあったらしく、「私が5歳の時に女優さんになりたいと思ってこの業界に入ったんですが、そのきっかけを作ってくれたドラマに出演していたのが寺脇さんなんです!」といきなり告白し、「劇中では初めてハーレーに乗ってドキドキしたし、しかも寺脇さんの後ろに乗ってドキドキして、ドキドキのしっ放しでした」と打ち明けると、父親役の沢村が「劇中でもずっと寺脇さんに嫉妬してました。なんで舞台あいさつでも同じ感覚にならなければいけないんですか(笑)?」と寺脇に詰め寄る場面も。また、田島家の長男・亮太を演じた二宮は「沢村さんから女の人に『可愛いね』とか『キレイだね』と褒めればモテると教わりました」と明かすと、当の沢村は「違うんです。うちの次男がすごく女の人を褒めるのが上手で、女性が髪の毛を切ったのを気づくのも難しいのに、次男はその上をいって褒めるという話をしていたんです。モテ講座じゃないですから!」と慌てていた。