スプーン曲げを披露するボンズ代表取締役の南雅彦。 (c)2016 ONE・小学館/「モブサイコ 100」製作委員会

ONE原作によるテレビアニメ「モブサイコ100」の上映会が、アメリカのロサンゼルスコンベンションセンターにて開催中の「アニメエキスポ 2016」で行われた。

会場のキャパシティを遥かに上回る、1500人以上列ができたというイベントには、同作品の制作会社であるボンズ代表取締役の南雅彦が登壇。ステージに登場し挨拶を終えた南は、超能力を扱った作品ということからスプーン曲げを披露する。「『モブサイコ100』を観れば、誰でもスプーンくらい曲げられるようになります!」と語り来場者の笑いを誘ったところで、第1話の上映がスタートした。

上映が終わると、来場者は立ち上がり大きな拍手や声援を送る。当初の予定では第1話の上映のみがアナウンスされていたが、南から「特別に第2話も観てもらいましょう」とのサプライズが飛び出すと、会場は大きな喜びの声を上げた。

その後は来場者からの質問コーナーへ。「『モブサイコ100』のアニメには、原作者の意見はどれくらい入っていますか?」「ボンズが制作することになった経緯を教えて下さい」などの質問が寄せられ、「何話構成でしょうか?」との問いには「まだお答えできませんが、みなさんが応援してくだされば何話でも作ることができます」と期待を煽るコメントを残した。

最後に南は「大好きな超能力ものと甘酸っぱい学園生活を描いた『モブサイコ100』は、原作を読んだときから面白いと思いました。『ボンズが?』という驚きの声もあったようですが、ぜひ作りたいと思った作品です。本放送を楽しみに待っていてください」とメッセージを贈り、イベントは幕を閉じた。

「モブサイコ100」は普段は目立たず不器用な性格ながら、強大な力を持つ超能力者のモブこと影山茂夫を主人公に描く“サイキック青春グラフィティ”。小学館のマンガアプリ・マンガワンと、裏サンデーにて連載されている。アニメは7月11日にスタートするTOKYO MXでの放送を皮切りに、読売テレビ、BSフジ、テレ朝チャンネル1でオンエア。

なおコミックナタリーでは原作者のONEと、監督を務める立川譲の対談を公開中だ。それぞれ作品を描くうえで大切にしている部分や、キャラクターを演じる声優陣の印象、アニメならではの表現について聞いている。

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「モブサイコ100」特集、ONE×立川譲監督対談 (1/4) - コミックナタリー Power Push

(c)2016 ONE・小学館/「モブサイコ 100」製作委員会