マクロミルは、東アジア、東南アジア、欧米のそれぞれの地域でもっとも観光で日本を訪れる人が多いという中国人、タイ人、アメリカ人のそれぞれを対象にアンケート結果を行った。調査は、20~69歳の1年以内にプライベートの旅行で日本を訪問した1,200人(300人×3カ国)を対象としたもので、6月3日から6月17日にかけて実施したもの。

Jetoroが発表している2015年の国籍別/目的別、訪日外客数データでは、中国からは4,237,920人、タイからは737,943人、アメリカからは749,393人の方が観光で日本を訪問してくれている。インバウンドという言葉に代表されるように、観光ビジネスは、重要さを増すばかり。

一体どれくらい消費してくれているのだろうか?渡航費を除く、平均消費額は、国別にするとアメリカ人459,935円、中国人395,195円、タイ人176,041円(調査実施時のレート1元=15.90円、1バーツ=2.970円、1ドル=104.6円で日本円に換算)。

また、訪問都市、観光地別のランキングでは、1位の富士山が圧倒的で全体の42%、続いて東京タワーの38.5%、大阪の30%、京都の27.9%と続くが、興味深いのが国別の訪問観光地ランキング。タイ人では札幌が3位に、アメリカ人では広島が7位、中国人では銀座、秋葉原がそれぞれ4位、6位と上位にランクインする。

ほかにも"人気体験"や"満足度"など、興味深いデータを同社が運営する市場調査まとめサイト"HoNote"に掲載している。HoNoteは、"世の中のHonto(本当)を集めたNote(記録)"という意味で、同社の様々な調査結果が綴られているWebサイトとなる。