厚生労働省は7月1日、公共職業安定所(ハローワーク)における求人、求職、就職の状況をとりまとめた「一般職業紹介状況(2016年5月分)」を公表した。

「一般職業紹介状況(2016年5月分)について」

これによると、求職者1人に対して何人分の求人があるかを示す指標「有効求人倍率」は1.36倍となり、前月を0.02ポイント上回った。1991年10月以来、24年7カ月ぶりの高水準となる。都道府県別でみると、最高は東京都の2.03倍、最低は沖縄県の0.98倍。

5月の新規求人は前年同月と比較すると10.3%増に。産業別にみると、「教育、学習支援業」(25.6%増)、「宿泊業、飲食サービス業」(24.3%増)、「情報通信業」(10.4%増)、「卸売業、小売業」(10.0%増)、「医療、福祉」(9.9%増)などで増加した。