米IBMは6月23日(現地時間)、データベースソフトウェアの新バージョンとして「IBM DB2 V11.1」を発表した。新製品を使用することで、オンプレミスのアプリケーションをクラウドに容易に実装し、ハイブリッド環境でのデータ利用を想定したアーキテクチャの使用が可能になるという。

新製品はマルチワークロードデータベースソフトウェアであり、モバイル/拡張分析/コグニティブ/高可用性トランザクションなどの次世代アプリケーションを強化するとしている。また、通信中のデータ、および保存データを保護するように設計し、セキュリティ機能を強化した環境を提供するという。

さらに、超並列処理アーキテクチャ全体に展開できるインメモリーテクノロジーを有効化し、応答時間を向上することで性能の改善を図った。

新製品によりデータを簡素化することで、クラウドのデータを管理する新規アプリケーションの構築、データワークロードのデータセンターからクラウドへの移動、短期のデータベースプロジェクトの提供、オフプレミスの災害復旧フェイルセーフの構築などを可能としている。