豊田通商は7月1日、グループ内のエレクトロニクス事業を再編し、2017年4月に新会社として統合すると発表した。具体的には、2014年12月に完全子会社化したトーメンエレクトロニクス、2003年に設立した豊通エレクトロニクスを統合するとともに、豊田通商の海外現地法人におけるエレクトロニクス事業を新会社に移管する。

事業統合の概要 (出典:豊田通商)

世界のエレクトロニクス商社業界では海外商社が売上高上位を占めるが、新会社の売上高は約4600億円でエレクトロニクス商社の中で世界第4位、自動車向けでは3000億円を超え世界1位となる。

豊田通商は「新会社は世界レベルのエレクトロニクス商社として存在感を発揮できる規模となると同時に、各社の強みを結集することで『品質・技術と機能による差別化』を進め、豊田通商グループの世界90カ国以上に展開する海外ネットワークを活用したグローバルな事業展開を加速します」とコメントしている。