村田製作所は7月1日、3225Mサイズ (3.2×2.5mm)で、125℃保証、定格電圧100V、静電容量10μFの積層セラミックコンデンサを商品化したと発表した。同製品は2016年6月より量産中。

ネットワーク機器や基地局などの電源回路には、高信頼性の積層セラミックコンデンサが使われることが多く、これまでは2.2μF品や4.7μF品を複数個使用することで必要な静電容量を確保していた。これに対し、今回同社が商品化した10μF品を用いることで、コンデンサの員数削減が可能となり、機器の小型化および信頼性の向上することができる。

同社によれば、3225Mサイズにおいて125℃保証、定格電圧100V、静電容量10μFの積層セラミックコンデンサの商品化は世界で初めてとのこと。ネットワーク機器や基地局などの電源回路は48Vラインで使用されることが多く、定格電圧100Vのコンデンサが求められるが、同製品はこれらのニーズに応えることが可能だ。