ANAは6月29日、20016年冬ダイヤ(10月30日~)より就航となる羽田=ニューヨーク/シカゴ線の運航ダイヤを発表。羽田10時台発/21時頃着で運航することにより、現地滞在時間を長く設定できるようになる。また冬ダイヤからは、羽田=ホノルル/ロサンゼルス線はダイヤをより利便性のいい時間帯に変更し、新たに羽田=クアラルンプール線も開設される。

羽田=ニューヨーク/シカゴ線は10月30日から

羽田=ニューヨーク線はボーイング777-300ER(ファーストクラス8席/ビジネスクラス68席/エコノミークラス136席)を使用。NH110(10:20羽田発/09:00ニューヨーク着)とNH109(16:55ニューヨーク発/翌21:10羽田着)の運航を予定している。一方、羽田=シカゴ線はボーイング777-300ER(ファーストクラス8席/ビジネスクラス52席/エコノミークラス190席)を使用。NH112(10:50羽田発/07:40シカゴ着)とNH111(16:15シカゴ発/翌20:30羽田着)の運航を予定している。両路線とも、毎日運航となる。

羽田=ニューヨーク/シカゴ線のダイヤ

羽田=ホノルル線については、羽田出発は利便性が高い夜のまま、帰着時間を約5時間早めて17時台とすることにより、より多くの国内線との乗り継ぎが可能となる。羽田=ロサンゼルス線についても、羽田の早朝到着はそのままで、出発時間を約1時間早めることにより、ロサンゼルス到着後の滞在時間の拡大と乗り継ぎ先が拡充される。両路線とも、毎日運航となる。

羽田=ホノルル線はボーイング787-8(ビジネスクラス42席/エコノミークラス198席)を使用。NH186(21:55羽田発/10:05ホノルル着)とNH185(13:10ホノルル発/翌17:25羽田着)の運航を予定している。一方、羽田=ロサンゼルス線はボーイング777-300ER(ファーストクラス8席/ビジネスクラス52席/エコノミークラス190席)を使用。NH106(22:55羽田発/15:50ロサンゼルス着)とNH105(00:05ロサンゼルス発/翌05:05羽田着)の運航を予定している。

羽田=ホノルル/ロサンゼルス線のダイヤ

羽田の深夜早朝時間帯(22:00~07:00)においては、クアラルンプール線も毎日運航で開始。現在運航中の成田=クアラルンプール線と合わせ、東京~クアラルンプール間は1日2便の運航となる。ボーイング787-8(ビジネスクラス42席/エコノミークラス198席)を使用し、NH885(00:05羽田発/06:35クアラルンプール着)とNH886(14:15クアラルンプール発/22:05羽田着)の運航を予定している。

羽田=クアラルンプール線のダイヤ

これらの新規路線の航空券の予約・販売は6月30日より開始となる。なお国交省は2月、2016年冬ダイヤから羽田空港の昼間時間帯に双方1日5便ずつ、深夜早朝時間帯に双方1日1便ずつ運航することで合意したことを発表。ANAに4便、JALに2便が割り当てられ、米・航空会社側からはアメリカン航空、ユナイテッド航空、デルタ航空、ハワイアン航空がそれぞれ申請している。