WOWOWの映画番組『私を"映画"に連れてって』の公開収録が28日、都内で行われ、同番組の案内役を務める川栄李奈、クリス松村、ゲストの斉藤由貴、渡邊孝好監督が出席した。

WOWOWの映画番組『私を"映画"に連れてって』のトークイベントに出席した川栄李奈、斎藤由貴(左から)

毎週日曜日に1980年代~90年代前半の懐かしいアイドル・青春映画を放送しているWOWOWの『私を"映画"に連れてって』。作品の放送前には、案内役を務める当時を全く知らない川栄李奈と、当時の芸能事情に詳しいクリス松村が世代差トークを交えながら見どころを紹介していく。7月の同番組では、『斉藤由貴主演作5本まとめて見せますSP』と題して、3日に斉藤の銀幕デビュー作となった『雪の断章 情熱』を皮切りに、主演映画5作品を放送。この日は31日に放送される『君は僕をスキになる』が上映され、上映後に斉藤と渡邊孝好監督を迎えてのトークイベントが行われた。

斉藤とは2014年にTBS系で放送されたドラマ『ごめんね青春!』で共演したこともある川栄は「その時は斉藤さんがシスター役で、結構怒られるシーンがあってそういうイメージが強かったんですが、結構可愛らしいんです。本当にキレイですよ」と絶賛し、斉藤も「私が川栄さんに向かってボソッと『このチンチクリン!』というシーンもありましたね」と懐かしく振り返る場面も。この日上映された『君は僕をスキになる』の話題となり、川栄とクリス松村から質問を投げ掛けられた斉藤は「あんまり覚えてないの(笑)。私は割と過ぎたことは忘れる人だから。だけど覚えているのは真夏なのに真冬のシーンを撮影していて、コートを着たシーンで倒れかかったらしいんです」と忘れかけた記憶をたどりながら「雪のシーンで相手役の俳優さんに抱きしめられるところがあって、それはすごくキュンとしましたね。役柄とは言え、相手役の方にカメラの前で抱きしめられるとドキドキするわけです。フィルムに写っていない部分で胸がキュンとした覚えがありますね」と懐かしげに振り返っていた。

アイドルから女優へと転身した斉藤。同じ道を歩んでいる川栄に「俳優や女優は、バランスが取れているよりも、徹底的に欠落していたり変な風に過剰だったりした方が面白いと思います」と独自の女優論を説き、スタッフに自分の意見が言えないという川栄に対して「映るのは自分だから、自分が映ることを大事にしたいなら、映らない部分で人にどう思われるかはあまり重要ではない気がします。写った時にいい仕事ができるか、映らない部分で自己主張することが大事だと思いますよ」とアドバイスしていた。