6月28日(現地時間)、MicrosoftはSalesforce Lightningを、Outlookから呼び出すアドオンをリリースすると公式ブログで発表した。Salesforce Lightningは、Salesforce1 Platform上でUIを構築するコンポーネントで構成された、Salesforceのプラットフォーム。MicrosoftとSalesforceは2015年9月に提携関係を強化すると発表していた。

今回リリースした「Salesforce Lightning for Outlook」は、Windows版Outlook 2013、WindowsおよびmacOS版Outlook 2016、そしてExchange 2013/2016のメールボックスからも使用可能。なお、アドオンは無償提供されるが、Lightning Sync機能はSales Cloud Lightning Enterpriseエディション以上の契約が必要となる。また、「Lightning Components Framework in Outlook」のリリースは2016年秋頃となり、価格はその時点で発表する予定だ。

「Salesforce Lightning for Outlook」は「Office Store」から無償でダウンロード可能

Microsoftは同アドオンを使用することで、メールの連絡先に関連付けているSalesforce CRMのエントリー更新に要する時間を節約し、連絡先やイベントの自動同期などを可能にすると説明している。

阿久津良和(Cactus)