キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は6月27日、立山システム研究所と協業し、金融機関の申込書や契約書、本人確認書類などの書類を一括管理するイメージ管理システム事業を地方銀行や信用金庫向けに2016年7月中旬より開始すると発表した。

具体的には、金融機関の申込書や契約書、本人確認記録などの書類をスキャナーで電子化し、本部、営業店などで検索、閲覧できるシステムを提供する。このシステムは、立山システム研究所製の文書管理ソフト「SFS Lite PLUS」およびキヤノン電子のドキュメントスキャナー、パソコン、液晶ディスプレイなどで構成。販売価格は、最小システム構成で335万円(税別)からとなっている。

イメージ管理システム概要図

このシステムでは、イメージの記録、閲覧だけでなく、本部と営業店間などの伝達業務を安全に行うことができる“ScanToPrint 機能”なども提供。また、普通紙や申込書などの薄紙、運転免許証など、大きさや厚さの異なる紙文書を1 台の機器でスキャンでき、原稿の傾きや向きの不揃いの修正、白紙ページの除去などを自動で行える。

キヤノンMJは今後、地方銀行や信用金庫などの金融機関を担当する営業組織を中心に本システムを拡販していく計画で、2018年までの累計で、国内販売計画として50セット、事業目標として売上高10億円を目指す。

主なターゲット