Microsoft Edge

Microsoftは6月22日(米国時間)、「JavaScript performance updates in Microsoft Edge and Chakra|Microsoft Edge Dev Blog」において、今夏提供が予定されているWindows 10のアップデートとともにリリースされるMicrosoft Edge、開発版のChromeおよびFirefoxのベンチマーク結果を掲載し、Microsoft EdgeのパフォーマンスがChromeおよびFirefoxよりも優れていると伝えた。Windows 10 Insider Previewで先行して試すことができるほか、今夏のアップデート以降は一般ユーザも同バージョンを利用できるようになる見通し。

MicrosoftはベンチマークとしてGoogleおよびAppleによってメンテナンスされているOctane 2.0およびJetstream 1.1を利用。これらは、特定の機能を調べるベンチマークと比較し、より包括的に実際の利用に近い状況のベンチマークが取得できるとされている。

ベンチマークに使われた環境は64ビット版のWindows 10 Insider Previewおよび64ビット版のMicrosoft Edge、Chrome Canary 52.0.2712.0およびFirefox Alpha 48.0a1_0422。プロセッサはIntel Core i5-3475S、主記憶メモリのサイズは4GBと説明がある。

どちらのベンチマークでも開発中のMicrosoft Edgeが高い性能を示している。MicrosoftはMicrosoft Edgeのすべてのソースコードを開示しているわけではないが、JavaScriptエンジンであるChakraなど、いくつかの技術に関してはオープンソース・ソフトウェアとして公開している。Webブラウザの性能を引き上げることで、Windows 10の価値観を高めたい狙いがあると見られる。

JavaScript performance updates in Microsoft Edge and Chakra|Microsoft Edge Dev Blogに掲載されているベンチマーク結果