俳優・窪田正孝が、人気漫画の実写化映画『東京喰種トーキョーグール』(2017年夏公開)で主演を務めることが23日、明らかになった。ヒロインを演じる女優・清水富美加と初共演する。

映画『東京喰種』で主演する窪田正孝(左)とヒロインを演じる清水富美加

原作は、石田スイ氏によって漫画誌『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で連載されている同コミック。これまでTVアニメ化、舞台化、ゲーム化など、さまざまなメディアミックスが展開され話題を呼んできた。物語の舞台は、食人の怪人"喰種(グール)"が潜む東京。ある喰種に襲われたことで、半喰種と化してしまった金木研(カネキ)は、他の喰種に翻弄(ほんろう)されながらも、自分自身に向き合っていく。

窪田が演じるのが、この主人公・カネキ。読書好きの平凡な大学生だったカネキは、半喰種となって人間の命を奪い生き永らえる喰種、そして己自身に疑問と葛藤を抱きつつ、世界のあり方を模索する。一方、清水が務めるのは、霧嶋董香(トーカ)役。ショートフィルムなどを手掛け、海外で数々の賞を受けている萩原健太郎監督がメガホンを取る。

「たくさんの原作ファンの方の意見、思いがあると強く受け止めています」と緊張気味に口にする窪田。原作の石田氏からも、キャスティングの称賛を受け「有り難すぎるお言葉に気持ちが救われました」と告げながらも、「実際は自分もビビっているのが本音」と身震いする。それでも「微力でありますが金木研くんという大役に寄り添い、深く大事に演じさせてただきたく思います。いち原作ファンとして」と意気込んでいる。

清水は、演じるトーカを自身とは「真逆のタイプ」と断言。加えて、「どういったものを、どのように、どのくらい削ぎ落とさなくてはいけないのか、どのくらい自分を追い込まなくてはいけないかということが、計り知れない」と窪田同様にプレッシャーを語るが、「『声をかけてくださった方々に後悔をさせたくない』という思いと、役を頂いた以上、物語の持つテーマを感じとっていただけるように」と強調し、「詰めて詰めて『撮影が終わったら死んでもいい』くらいの気持ちで真摯に作品に望んでいきたい」とアピールしている。

そんな2人に対して、石田氏は、まず窪田について「演技の素晴らしさはもちろん、『カネキが実際にこの世界にいたらこういう感じ』というキャラのイメージぴったりのお姿」と絶賛。また、「窪田さんのすごさは、皆さんにもすでにバレつつあるとは思うのですが、自分の作品を踏み台にして、さらに『窪田正孝すごい』という事を知っていただけると、映画化はうまくいったと言ってもいいのではないか」とまで熱烈なラブコールを寄せている。

一方、清水については、「どう演じられるのか想像がついておりません」としつつも、「その部分に『どうなるかわからないけど面白そう』という興味を抱きまして、自分が推させていただきました(それと、見た目がかわいらしかったので)」と抜てきの背景を告白。その上で、「言及して良いものかわかりませんが」と前置きしながら、「正式にオファーさせていただいた際に、トーカを演(や)る上で、一つこちらから"無理"をお願いしまして、清水さんがそれを受けてくださったとお聞きしました」とも打ち明け、「そこに清水さんの強い意志を感じましたし、トーカに通じる部分を持っていらっしゃるように思いました」と太鼓判を押す。これらを踏まえ、あらためて清水演じる「トーカ、楽しみにしております」と期待を寄せた。

(C)石田スイ/集英社 (C)「東京喰種」製作委員会