伊豆急行と東京急行電鉄はこのほど、「上質な旅」を提案する新たな観光列車を伊豆エリアに投入する計画を発表した。2017年の運行開始をめざす。

伊豆急行はこれまでにも、「オモシロ駅長」の任命など伊豆エリアの盛り上げを図ってきた

新たな列車について両社は、「同エリアの魅力を知っていただき、訪れていただくことを目的に、魅力的なサービスを提供し、車内での時間を楽しんでいただくものです」と説明。「日本の海水浴場88選」に選定されている白浜中央海水浴場をはじめとした豊かな自然や新鮮な海産物など、豊富な観光資源を有する伊豆への誘客の一助としたい考えだ。

伊豆急行はこれまでにも、同社と力を合わせて伊豆の魅力をPRする人物やキャラクターなどを「オモシロ駅長」に任命し、イベント開催やPR活動を通して地域の盛り上げを図ってきた。2013年からは東伊豆地域でオリーブ栽培を開始し、オリーブの加工と商品化による地域活性化をめざして取り組んでいる。

今後も地域住民はもとより、JR東日本をはじめとする他の交通事業者や東急グル―プ各社と連携を深め、さらなる地域活性化に向けた取り組みを推進する構え。新たな列車の投入はこれらの取組みの柱となるもので、運行開始時期や運転区間、運賃やサービス内容などの詳細は決まり次第、発表される。