トレジャーデータは6月23日、同社が提供するプライベートDMP(データ・マネジメント・プラットフォームソリューション「TREASURE DMP」がエクスペリアンジャパンのメール配信システム「MailPublisher」と連携したと発表した。この連携により、TREASURE DMPが活用されていたリクルートマーケティングパートナーズが運営する「スタディサプリ」のサービスが向上するという。

スタディサプリは「すべての人が高品質なまなびを通じて、未来の可能性を広げることができる世界の実現」を目指す「まなび」の総合サポートサービス。すでに累計会員数(2015年度)は25万人を超えており、オンラインサービスならではの価格と、時間や場所を選ばない自由度に加え「ユーザーに最適化した学習環境」を提供できることを強みとしている。

同サービスは、2015年よりユーザーの離反防止とサービスの継続利用促進を目的にTREASURE DMPを採用しており、データ分析に基づき、細分化された良好なコミュニケーション施策を実現するため、MailPublisherとの連携を決定した。TREASURE DMPのデータ分析に基づき、導き出さされるトラフィックにも耐えうる配信性能を持つことや、TREASURE DMPと柔軟にシステム連携が可能なことから、今回のシステム連携に至った。

今回のシステム連携により、TREASURE DMP上でのデータ分析からMailPublisherでのメール配信までの一連の作業がシームレスに実行することが可能になる。配信時の作業負担の軽減、PDCAサイクルの高速化、ユーザーとの高度なコミュニケーションの実現、施策のさらなる効果向上が期待できるという。

また、アクセス状況や利用状況、年代に応じて学習を促すメッセージをメールで配信する「やる気を喚起させるコミュニケーション」を実現するほか、中長期なデータの活用により中学受験、高校受験などユーザーのライフステージの変化にあわせたコミュニケーションも実現するとしている。

今後もトレジャーデータはエクスペリアンジャパンとの連携を通じ、スタディサプリのサービスの向上だけでなく、さらなるビジネスの拡大を図る考えだ。