6月21日(現地時間)、Microsoftは「Text Analytics API」の多言語化拡張を行ったことを公式ブログで発表した。同APIはCognitive Servicesの1つとして2015年4月にローンチし、テキストが肯定的か否定的か判断する「感情」。1つの記事の話題であることを判断する「キーフレーズ」。多くの記事の話題を判断する「トピック」。どの言語で記述されているかを判断する「言語」などの機能を備える。Microsoftは、非構造化テキストを有用な洞察に変換し、テキスト分析など活用できるとアピールしていた。

デモンストレーションサイトでは日本語による文書も試せるが、感情分析は現在未対応

今回新たに感情分析として、英語/スペイン語/フランス語/スペイン語をサポートし、キーフレーズ分析は英語/スペイン語/ドイツ語/日本語に対応。トピック分析や言語判断は120の言語に対応する。こちらのサイトでは、実際にText Analytics APIを用いたデモンストレーションを体験できる。Microsoftは昨日発表した「Bot Framework」や「LUIS(Language Understanding Intelligent Service)」と共にテキスト分析やボットコミュニケーションの可能性を拡大させつつある。

スペイン語による分析結果。感情(Sentiment)が76パーセントであることから肯定的であることが確認できる(公式ブログより抜粋)

阿久津良和(Cactus)