ブレインパッドは6月22日、同社が提供するレコメンド・エンジン搭載プライベートDMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)である「Rtoaster(アールトースター)」と、クロスリスティングが提供する「クロスリスティングDMP」が連携すると発表した。

RtoasterとクロスリスティングDMPの連携イメージ

Rtoasterは、プライベートDMPとして多様なデータの蓄積に加え、レコメンド・エンジンを搭載したマーケティング・プラットフォーム。複数のチャネルを横断した最適な顧客コミュニケーションを高度かつ精緻に行うことができ、150社以上の多様な企業が導入・利用しているという。

一方、クロスリスティングDMPはgooやOCNなどの国内大手ポータル・サイトを中心とする提携ネットワークにおける大量の検索データを集約したDMP。月間3000万UB(ユニーク・ブラウザ)の検索データをはじめとする興味関心データを基に、ユーザー分析やターゲット・セグメント作成、広告やレコメンドなどのターゲット・セグメントへの配信が可能。検索行動に基づくユーザー・インサイト推定技術(機械学習により興味関心を5万のクラスタに分類)とデータ運用ノウハウにより、質の高いマーケティング活動を実現しているという。

今回、両社の連携により、クライアントは自社で保有する情報に加え、クロスリスティングDMPに蓄積している大量の検索データなどを利用可能になり、詳細なユーザー情報の把握が可能になるとしている。

これにより、Rtoasterを用いて、ユーザーの興味関心を深く捉えた精緻なマーケティングアクションがWebサイト/デジタル広告/メールなどの各チャネルを通じて実施できる。例えば、自社に興味関心があるユーザー・セグメントに加えて、競合他社の商品名を検索しているユーザー・セグメントを指定し、類似する自社商品や新商品情報をレコメンドするなどの施策が可能だという。

また、両DMPのデータを利用する「ユーザーインサイト分析」により、ユーザーの興味関心の傾向データや、Webサイト上の行動情報やユーザーの属性情報などを組み合わせることで、従来以上の精度かつ立体的にユーザー像を把握し、興味関心の高いユーザーのターゲティングが可能になるとしている。