西武鉄道は22日、秩父鉄道の協力の下、臨時「SLパレオエクスプレス」の西武秩父駅への入線・発車を今夏も実施すると発表した。特別運行は7月20日・8月27日に行われ、西武秩父駅に「SLパレオエクスプレス」と特急レッドアローが並ぶ光景も見られる。

西武秩父駅2番ホームに停車中の臨時「SLパレオエクスプレス」(5月28日撮影)

臨時「SLパレオエクスプレス」の西武秩父駅への入線・発車は5月28・29日にも実施され、大きな反響があったことから再度実施されることになったという。

7月20日の特別運行では、秩父川瀬祭を記念した特製ヘッドマークを掲出。11時29分に西武秩父駅へ入線し、12時15分に発車して三峰口駅まで走行する。8月27日は11時29分に西武秩父駅に入線した後、12時19分に同駅を発車して三峰口駅へ。両日ともに復路は秩父鉄道三峰口~長瀞間の運行(途中の秩父駅にも停車)となる。

臨時「SLパレオエクスプレス」と特急レッドアローが並ぶ光景は今夏も見られる

5月28・29日と同様、7月20日・8月27日の臨時「SLパレオエクスプレス」も西武秩父駅2番ホームに停車。同駅3番ホームに特急レッドアロー(10000系)も停車し、両列車が並ぶ光景を見ることができる。3番ホームの特急レッドアローはイベント参加者用の休憩スペースとして活用される予定。このイベントに参加するには、臨時「SLパレオエクスプレス」フリープランへの申込みが必要となる。

臨時「SLパレオエクスプレス」フリープランは西武トラベルのウェブサイトにて、7月20日乗車分は6月29日から、8月27日乗車分は7月25日から販売される(募集定員に達し次第、販売終了)。各日300名を募集し、旅行代金は5,400円。臨時「SLパレオエクスプレス」が西武秩父駅に停車している間、フリープランを申し込んだ参加者のみ、同駅2・3番ホームや跨線橋などのエリアに入場できる。

なお、当日の西武秩父駅付近はホーム・跨線橋も含め「脚立等の使用はお断りします。写真撮影等をされる場合は、お客さま同士のゆずり合いをお願いします」とのこと。西武秩父駅への臨時「SLパレオエクスプレス」の入線・発車に合わせ、7月16日から8月31日までの期間、「SL入線記念! 秩父鉄道×西武鉄道コラボスタンプラリー」も開催される。