経済産業省 資源エネルギー庁が6月22日に発表した石油価格調査(6月20日時点)によると、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.4円高い124.0円となり、今年最高値を更新した。値上がりは15週連続。

直近1カ月の動き(出典:経済産業省 資源エネルギー庁Webサイト)

33都府県で値上がり

石油情報センターは「原油調達コストは0.2円の押し上げとなった一方、元売り会社で卸価格の値上がりに伴う小売価格への転嫁が遅れて進んできたこともあり、小幅ではあるが値上がりした」と分析。来週の価格動向については「卸価格の転嫁が遅れている分がどの程度反映されるかにより、小幅な値動きになる」と予想している。

都道府県別にみると、33都府県で値上がり、2県で横ばい、12道県で値下がりした。最も高かったのは沖縄県の134.2円(前週132.4円)で、次いで鹿児島県の131.1円(同131.0円)、長崎県の130.8円(131.5円)と続いた。一方、最も安かったのは千葉県の119.8円(同119.1円)だった。

ハイオク1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.4円高い134.8円と、15週連続の値上がり。軽油1リットル当たりの全国平均小売価格も前週より0.2円高い103.7円と、6週連続の値上がりとなった。

灯油18リットル当たりの店頭価格は前週より3円高い1,155円と、8週連続で値上がりした。