ソフトバンクグループは、代表取締役副社長であるニケシュ・アローラ氏の退任を発表した。22日に開催される定時株主総会終了時に任期が満了。それに伴い代表取締役および取締役から退く。

退任が決まったニケシュ・アローラ氏

アローラ氏は、米Googleの経営陣の一人として活躍。2014年10月にソフトバンクグループ(旧ソフトバンク)に参画し、バイスチェアマン、米国で設立されたSB Group US, Inc.(旧SoftBank Internet and Media,Inc)のCEOに就任。2015年6月には代表取締役副社長に選任されていた。

代表取締役社長の孫正義氏は、アローラ氏を有力な自身の後継者候補として考えていたが、数多くのテーマに取り組む中で、当面はグループのトップとして指揮を執り続ける意向を明らかにしている。その一方、アローラ氏には、数年のうちに孫氏に代わってグループのトップとして指揮を執りたいという意向があった。こうした両者のオピニオンの不一致から、アローラ氏は代表取締役および取締役を任期満了に伴い退任し、次のステップに進むことを決心したという。

退任後、アローラ氏はソフトバンクグループの顧問に就任することが明らかになっている。ソフトバンクグループの第36回定時株主総会は、22日午前10時より開催される予定。株主総会の模様はライブ中継にて視聴できる