ソニーは6月20日、4K/30p/100Mbpsの動画撮影に対応したアクションカム「FDR-X3000」を発表した。発売は6月24日で、価格はオープン。推定市場価格は50,000円前後。同時発売のリモコンキット「FDR-X3000R」は65,000円前後(ともに税別)。

FDR-X3000

FDR-X3000は、ソニーのアクションカムとして初めて空間光学ブレ補正を搭載した4K対応モデル。2015年発売の「FDR-X1000V」は電子式ブレ補正を採用し、画角は120度に固定されていたが、FDR-X3000は画角を3段階から選べるようになった。また、4K撮影時やハイスピード撮影時もブレ補正を有効にできる。

ただし、オートバイなどに装着する際、エンジンやモーターの振動が直接カメラに伝わるような場所(ハンドル部分など)に付けると、画像に歪みやピントのボケが生じる場合があるという。ソニーは2016年秋に同現象を緩和する対応アクセサリーを発売する予定だ。

本体底面に三脚穴が付いている

レンズはZEISSテッサーを採用し、従来モデルから画像の湾曲を低減。撮像素子は動画専用設計のExmor R CMOSセンサー(サイズは1/2.5型)、画像処理エンジンは「BIONZ X」を搭載する。サイズと重量はW29.4×D83.0×H47.0mm(付属バッテリー装着時)/約89g。

リモコンキットに付属する「ライブビューリモコン」

標準付属の防水ケース。水深60mまで対応する

本体はIPX4相当の防滴性能を持つ。また、水深60mまで持ち込める防水ケースが付属する(水中での撮影には別途オプション品が必要)。防水ケース収納時は、防塵や1.5mからの落下衝撃にも耐える。連続撮影可能時間は、フルHD撮影時が125分、4K撮影時が50分。記録メディアはmicroSD/SDHC/SDXCカード。動画の記録形式はMP4、XAVC Sとなっている。

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