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fossBytesに6月15日(米国時間)に掲載された記事「The End of Apt And Yum? Ubuntu Snaps Now Work On All Linux Distributions」が、Ubuntu 16.04 LTSで導入されたsnapsパッケージがほかのLinuxディストリビューションにおいても動作するようになったと伝えた。Canonicalは他のLinuxディストリビューションの開発者と協力してsnapsをUbuntu以外のディストリビューションでも利用できるように取り組んでいるとしている。

snapsがネイティブに動作するようになったLinuxディストリビューションとして、Debian、Arch Linux、Fedora、Lubuntu、Kubuntu、Ubuntu MATE、Ubuntu GNOME、Ubuntu Kylin、Xubuntuが挙げられているほか、確認を取っているLinuxディストリビューションとしてGentoo、Mint、Elementary、CentOS、OpenSUSE、RHEL、OpenWrtが挙げられている。

snapsパッケージはパッケージ間の依存関係やバージョン関係の問題などを回避するために、アプリケーションを個別のコンテナにインストールする仕組みを採用している。こうした仕組みを採用することで、バージョン間の衝突といった問題も回避している。Canonicalはsnapsパッケージを開発するために必要になるツール「Snapcraft」を公開するなどして、snapsパッケージの普及を図っている。snapsパッケージはLinuxディストリビューションの枠を越えて使用できるパッケージとして普及する可能性がある。