第一三共ヘルスケアはこのほど、気圧変化の予測から頭痛への警戒度を知らせるサービス「頭痛注意報 by ロキソニンSプレミアム」をロキソニンSのブランドサイトにて開始した。期間は6月30日まで。

「頭痛注意報 by ロキソニンSプレミアム」

同サービスは、気圧の変化から頭痛の起こりやすさをエリアごとに「通常・やや注意・注意・警戒・超警戒」の5段階で評価して知らせるWEBコンテンツ。同社によると、頭痛と気圧の関係については科学的に証明されてはいないが、相関の可能性が示唆されているという。

キャスター役には、気象予報士であり健康気象アドバイザーの國本未華さんを起用した。画面上では國本さんが、5段階の評価ごとに、頭痛対策のワンポイントアドバイスを行う。エリアを選択すれば、当日から明後日までの頭痛注意報を確認することができる。

國本さんによると、急速に発達し中心気圧が1日で24ヘクトパスカル以上も下がる「爆弾低気圧」の予報が出ているときは、頭痛に注意が必要だという。また、梅雨時期の気圧変化も要注意とのこと。

「梅雨も含め、今夏は西~東日本で雨の量がやや多くなると予想されており、気圧の低い日が多くなりそうです。体調が悪い所にさらに低気圧がくると頭痛が増悪してしまう可能性もあります」と國本さん。

頭痛治療の第一人者である清水俊彦医師は、気圧低下に伴う頭痛のメカニズムについて次のように解説する。

気圧が下がると、人間の身体はおさえが弱くなるため微妙にむくむという。脳の血管もむくみ、血管の周囲に張り巡らされた三叉(さんさ)神経を刺激して、頭痛を起こすことが多くなるとのこと。

特に女性が気をつけるべき時期は、「月経期間と排卵日前後」と清水医師。女性ホルモンが変動し始め、脳の血管が拡張し片頭痛が起こりやすくなるという。「気圧の変化が激しく、かつ月経もしくは排卵日の2・3日前などは片頭痛を持つ方は警戒が必要です」とアドバイスしている。

清水医師は「気圧の変化自体は避けられない事象ですが、そこにさらに変化を加えないことが重要です」と、対処法についても解説。危険因子が重なると片頭痛発作が起きる確率が高くなる。気圧や月経周期の他にも、脳の興奮性を高めるような要因を避けるなど、暮らし方を工夫し、予防や改善を心がけることが大切だという。