6月14日(現地時間)、MicrosoftはOffice 365の各コンポーネントをアップデートを公開した。現在のOffice 365はアップデート公開後すぐに適用する「Current Channel」と、年に数回の新機能提供を行う「Deferred Channel」。パイロットユーザーと互換性テストを行うためにDeferred Channelを早期に試す「First Release for Deferred」の3種類を用意しているが、今回のアップデートはDeferred Channelを選択しているユーザーも対象。なお、Deferred Channelのアップデートは2016年2月に行われたので、今回は2回目に当たる。

画面はCurrent Channelを選択したOffice 365。筆者の環境ではアップデートを検出していないが、バージョン1605(ビルド6965.2058)に更新される。Deferred Channelの場合はバージョン1602(ビルド6741.2048)へ更新となる

今回からOfficeアップデートバージョンを明確にするため、年と月を組み合わせた表記を採用したと、Microsoft Office Engineering Team シニアプログラムマネージャーのAmesh Mansukhani氏は公式ブログで説明する。例えば、2016年5月にリリースしたアップデートは「バージョン1605」となり、その上でビルド番号が付加する形だ。次回のDeferred Channelは2016年10月のリリースを予定している。

阿久津良和(Cactus)