東芝ホームテクノは6月14日、過熱水蒸気スチームオーブンレンジ「石窯ドーム」の新製品「ER-PD7000」を発表した。発売日は8月上旬で、価格はオープン。推定市場価格は税別170,000円前後の見込み。カラーはグランホワイトとグランレッド。

ER-PD7000

新製品の石窯オーブンシリーズは、7年ぶりにフルモデルチェンジ。最大の特徴は省スペース性で、熱源ユニットの改良などによって、奥行はハンドルを含めても44.2cm。2015年モデルのER-ND500と比較して、5cm近くスリム化した。本体だけなら奥行は39.9cmで、東芝ホームテクノは同じクラスのオーブンレンジで業界最小の奥行としている。

石窯ドーム上位機種の特徴ともいえる360℃オーブン調理では、従来よりも広い範囲に熱風を送る「上下2段の横ワイド熱風」と、庫内四隅に丸みをもたせることで熱風循環を促進する「ラウンド石窯ドーム構造」を採用。よりムラのない焼き上がりを実現した。

ER-PD7000の実機。従来モデルと比較して奥行きが大幅に短くなった

食材温度をチェックするセンサーには、8つの目をスイングさせることで庫内の1,024カ所を細かくセンシングする「1024ポイント赤外線センサー」を搭載。さらに新モデルでは、つねに庫内中央部をセンシングする「センター赤外線センサー」を組み合わせた「高精度ダブル赤外線センサー」を搭載し、加熱しすぎを抑えつつ、短い時間で解凍などのレンジ加熱が可能となった。

庫内

カラー液晶タッチパネル

また、同社の容量30L以上のオーブンレンジとしては初めて、カラー液晶タッチパネルを採用。約6mmの大きなフォントを標準文字サイズとして、見やすさと操作性のよさを確保。450種類の自動メニューも備える。

このほか、食材がこびりつかない「とれちゃうコート」や、天板を2枚使用したときも見やすい2段LEDの搭載、扉を無造作に閉めても大きな音にならない「スマートダンパー扉」など、さまざまな「使いやすさ」にこだわった機能を搭載した。

外形寸法はW498×D399×H396mm、庫内有効寸法はW394×D314×H232mm、総庫内容量は30L。オーブンの温度調節範囲は100~300、350℃(発酵コースは30 / 35 / 40 / 45℃)。電子レンジは最大1000Wまで対応。

ER-PD7000と同時に、カラー液晶タッチパネルやセンター赤外線センサーを搭載しない「ER-PD5000」と、8つ目赤外線センサーのみ搭載し、最大加熱温度が300℃でスマートダンパー扉などが非搭載の「ER-PD3000」も発表した。推定市場価格(税別)はER-PD5000が130,000円前後で、ER-PD3000が90,000円前後。2モデルともにカラーはグランホワイトとグランレッドを用意する。