アジア最大級の短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2016」のアワードセレモニーが13日、都内で開催され、黒木瞳、テリー伊藤、加藤雅也、秋元梢、HIRO、知英、斎藤工、叶美香、神田うのらが出席した。

短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2016」のアワードセレモニーに登場した知英

俳優の別所哲也が1999年より主宰する同映画祭は、日本で初めて誕生した国際短編映画祭。アメリカのアカデミー賞にも公認され、グランプリ作品にはアメリカのアカデミー賞短編部門ノミネートの選考対象となるなど、日本のみならず海外からも注目を集めている。 18回目を迎える今年のオフィシャルコンペティションは、5,465作品もの作品が集まり、この日は各部門優秀賞の発表や上映が行われ、グランプリはインターナショナル部門からハンガリーのクリストフ・デアーク監督作品『合唱』に決定した。

クリストフ監督は「全く予期していなかったので、本当に感謝しています。クルーとキャストたちにお礼を言いたいですね。審査員の皆さんも僕の作品を気にってくれたみたいで、本当にありがとうございます」と感謝の言葉。審査員を務めた黒木瞳は「監督さんの思いや表現のこだわり、なぜそのテーマを扱ったのかよく分かるのが短編映画の強みだと思います。物語の結末が充実しているところを注目して審査しました。本当におめでとうございます」と受賞者に賛辞を惜しまなかった。

クリス・ペプラーと授賞式のMCという大役務めた知英は、総額2,000万円のブルガリのアクセサリーとドレス姿で登壇。授賞式前のレッドカーペットイベントでは、スリットの入ったセクシードレスから生足を見せて報道陣や観客を魅了し、「ショートフィルムの映画祭に参加でき、しかもこの場にいられて本当にうれしいです」と満足げ。その知英が主演した映画『Life is…』の話題となり、「(監督の)レスリー・キーさんとは写真しか撮っていませんでしたが、映像の作品を撮れて新鮮だったし楽しかったです」と振り返っていた。

「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2016」受賞作品

  • グランプリ&インターナショナル部門 優秀賞
    『合唱/Sing』(ハンガリー クリストフ・デアーク監督)

  • アジア インターナショナル部門 優秀賞(東京都知事賞)
    『キープ・ゴーイング/Keep Going』(韓国 ゴン・キム監督)

  • ジャパン部門 優秀賞(東京都知事賞)
    『眠れない夜の月/Moon of Sleepless Night』(日本 八代健志監督)

  • CGアニメーション部門 優秀賞
    『アイスコーヒー/Cold Coffee』(フランス フランソワ・ルロワ/ステファニー・ランザック監督)

  • Fashion Short of the Year 2016
    『Comfort』(Grant Curatola & Louis Levy監督)

  • Brillia Luxury アワード
    『アナーザー ティー?/Another Tea?』(日本 古波津陽監督)
    『思いやり/Will and Charity』(コロンビア ブラミール・ビスカーヤ監督)

  • ひかりTVアワード
    『ソシオパス/Sociopaths』(日本 A.T.監督)