Microsoft Corporation

Microsoftは6月8日(米国時間)、「FreeBSD now available in Azure Marketplace|Blog|Microsoft Azure」において、Azure MarketplaceにFreeBSD 10.3仮想マシンイメージを公開したと発表した。Azure MarketplaceでFreeBD 10.3の仮想マシンを選択し、数分でFreeBSD 10.3のデプロイが可能。MicrosoftはAzureにおけるFreeBSDサポートを積極的に進めており、今後のリリースでさらにパフォーマンスが向上すると見られる。

MicrosoftはこれまでHyper-VにおいてFreeBSDをサポートする取り組みをサードパーティベンダーと協力して進めてきた。FreeBSDは高性能アプライアンスのオペレーティングシステムとして広く採用されており、最近ではそうしたアプライアンスが仮想環境で使われるケースが増えている。Microsoftには仮想環境でFreeBSDをサポートしてほしいという要望が多く寄せられており、これまで個別に成果物を提供している。

MicrosoftはFreeBSDプロジェクトと協力を進め、Microsoftの開発成果物をFreeBSDにマージしている。FreeBSDの最新版にはこうした成果物が取り込まれており、デフォルトカーネルで優れた性能を発揮するようになっている。Microsoftが提供を開始したFreeBSD仮想マシンは必要になるサービスが最初から動作しているなど、デフォルトのFreeBSD成果物にいくつかのパッケージが追加されたものとなっている。Microsoftは今後もFreeBSDへのコミットメントに取り組むとしており、AzureにおけるFreeBSD採用事例も増加していることを明らかにしている。