『税務署は3年泳がせる。』表紙(出典:日本経済新聞出版社Webサイト)

日本経済新聞出版社はこのほど、日経プレミアシリーズの新刊『税務署は3年泳がせる。』を発売した。著者は税理士の飯田真弓氏。価格は850円(税別)。

納税者が陥りやすい落とし穴を紹介

本書は、元国税調査官でベストセラー『税務署は見ている。』の著者が、一般納税者が陥りやすい落とし穴や税務署員の行動様式を具体的なエピソードとともに紹介。「国税調査官はブログもしっかりチェックしている」「住宅ローン控除、期待より戻りが少ないのは、なぜ?」などの事例を挙げつつ、思わぬ申告ミスやちょっとした出来心が煩わしい事態に発展する様を会話を交えながら解説する。

税務署の年間スケジュールに沿った税務署員の思考回路や行動も解明。IT化やマイナンバー制度の導入などで不正が難しくなる中、適正な納税の大切さを理解することができる。

主な内容は、「シーズンⅠ 税務調査の最盛期はここだ! ナナジュウニ(7月~12月)」「シーズンⅡ 確定申告は、税務署のメインイベント カクシンキ(1月~3月)」「シーズンⅢ 1000万円の売上案件はこの季節に ヨンロク(4月~6月)」。

著者の飯田真弓氏は税理士、日本マインドヘルス協会代表理事、日本芸術療法学会正会員。初級国家公務員(税務職)女子1期生。26年間、国税調査官として税務調査に携わり、2008年に退職。現在は税務調査対応策とメンタルヘルス対応をテーマに全国で研修を行っている。著書に『B勘あり!』(日本経済新聞出版社)などがある。