アズジェントは6月8日、イスラエルのIllusive Networksのサイバー攻撃対策ソリューション「illusive」の取り扱いを開始することを発表した。

「illusive」は、ハッカーの行動を逆手に対策をとったサイバー攻撃対策ソリューションで、ネットワークを巨大な迷宮にすることにより、重要情報の漏えいを防ぐ。

具体的には、端末やサーバのメモリキャッシュに実際には存在しないFTPサーバやデータベースサーバへのログイン情報、ブラウザの閲覧履歴などをデコイ(偽情報)として埋め込み、ハッカーから見たネットワークは、実際のネットワークより多くの端末が存在する迷宮となり、ターゲットを発見することが非常に困難になるという。

攻撃者からみたネットワーク(左)と実際のネットワーク(右)

また、デコイを使ってネットワークを迷宮化すると同時に、デコイを利用したアクセスをリアルタイムで検知し、これにより、不正アクセスを検知、情報が窃取される前に対策をとることができる。

さらに、IT管理者はillusiveのデコイの存在に気づくことがないため、運用に支障を来すこともないという。

販売予定価格は、5000IPの場合、1IP当たり年額9100円となっている。