溶接工のマイク・クラフウェルが依頼人の要望に応えてさまざまな武器を作る番組『刀魂!ジャイアント・ソード』(毎週火曜24:00~25:00ほか)が、7日からドキュメンタリーチャンネル「ディスカバリーチャンネル」で放送される。

ロックブレードに火をつけるマイク

「橋や建物の建設はひどく退屈で……」というマイクは、趣味で剣を作った映像を投稿したところ、600万回再生を記録し一躍有名に。制作依頼が殺到し、趣味を本業にすることを決意する。「短い人生を楽しむためにも自作の剣を作って生計を立て、家族を養いたい」というマイク。同番組では、人々から寄せられる"空想"を"現実"へと変える工程を追う。

初回は、捕鯨やメカジキ釣りを生業としてきた家系の船長からの「これからが稼ぎ時。目につくものを置いて客を増やしたい」という要望に応える。製作期間はわずか1週間で、費用は数千ドル。マイクは、刀の輪郭をモリ先に似た形にし、表面にクジラの特徴を加え、柄は船をテーマに「古いいかり」をイメージした。

「ラハブ」と命名したクジラ形の剣

エドワード証聖王の「仁慈の剣」やアーサー王の「エクスカリバー」など、歴史上には名前が付けられた剣が数多く存在する。「人間は本能的な衝動に駆られて剣を特別に扱い、命名する」「その習わしに従う」という思いから、この剣をユダヤ伝説に登場する海獣からとって「ラハブ」と名付ける。

また、折り畳み式ナイフを10年前から集めているAJからは、「長さ60センチ」「開閉式剣」の注文。送料込みで1,000ドルという要望に対し、マイクは折り畳み式ナイフのように刃が飛び出すロックブレードを作成する。剣が鋼鉄製であることを証明するために火をつけたところ……誤って自分自身に引火させてしまう。

"見掛け倒し"を嫌うマイクは、実証実験も必ず行う

(C)Discovery Communications