NTTドコモは6日、コインパーキングの初期投資を削減できる「docomoスマートパーキングシステム」を開発したと発表した。13日より実証実験を開始する。

「docomoスマートパーキングシステム」イメージ

docomoスマートパーキングシステムは、車の入出庫を感知する機能を搭載したIoTデバイス「スマートパーキングセンサー」、通信モジュールを搭載したゲートウェイ、Cloud上の駐車場管理サーバーから構成されるシステム。同システムにより、駐車場運営事業者は、これまで採算が合わなかった小規模な土地でも、工期が短く、安価にコインパーキングの開設・運用が可能になるという。ドコモは、空き地の一時的な駐車場への利活用が進むことで、都心や住宅街での慢性的な駐車場不足解消につながるとしている。

利用者には専用アプリを用意。事前に空車状況を確認したうえでの駐車予約ができ、現地で駐車場を探す手間を省ける。加えて専用アプリでは、利用時間に応じた料金の自動決済も可能にする。

サービス利用イメージ

実証実験は、docomoスマートパーキングシステムとプレステージ・インターナショナル、プレミアモバイルソリューションが運営する保守・運用サービスと組み合わせ、コインパーク、シェアリングサービスの一部駐車場で実施する。2016年10月からは、シェアリングサービスの駐車場予約サービス「トメレタ」のサイトおよびアプリを活用しユーザーに対し試験的に提供していく予定。